粘度計での測定に関する重要なお知らせ
2008年9月16日 |
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平素はマルコム製品をご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。 さて、弊社製スパイラル粘度計をご使用のお客様に粘度測定を行う上での重要なお知らせがあります。 スパイラル粘度計を長期間お使いのお客様で、内・外筒(センサー部)を摩耗したままご使用された場合、粘度測定値に影響を及ぼす場合があることが確認されました。これは、長期間(※1)粘度測定を行う事により、内筒及び外筒が摩擦により摩耗し、本来の内筒及び外筒の外形寸法が維持できない為に正確な測定が困難となる為です。この現象は、特にソルダペースト(※2)をご使用の場合に顕著に現れます。 内・外筒を摩耗したままご使用された場合、弊社供給の準標準校正液(シリコン校正液)で校正を行っても正しい粘度値を表示しない場合があります。 弊社では、この問題に対応する対策として、基準の内・外筒を準備し、お客様の内・外筒との比較による内・外筒摩耗確認のサービスの体制を整えました。お客様に於かれましては、より精度の良い粘度測定を行っていただく為にも定期的な内・外筒の摩耗チェックをお願いいたします。また、内・外筒の変形や傷に依る影響も有りますので、併せて、確認をお勧めいたします。 なお、サービスの詳細に付きましては、弊社営業部までお問合せください。 ※1 測定精度に影響が出るまでの使用時間に付いては調査中ですが、連続で測定する使用環境で数年ご使用頂いた装置で確認された現象です。 ※2 ステンレス製の内・外筒を摩耗させる材料を含み、チクソ性のある試料 対象機種
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